このノードは先行公開されているノードです

• 開発中のため、想定外の動作をすることがあります。
• 今後仕様変更することがあります

ComfyUI-WanViTPoseRetargeter

Wan2.2-Animateで実装されていたポーズリターゲット処理ののComfyUI移植です
WanVideoWrapperを併用してお使いください

Wan2.2-Animateでは、以下の２つの使い方が示されています。

1. 参照画像を動画中の人物に反映する
2. 動画の動きを参照画像に反映する

2の使い方をするために動画ポーズを参照画像にリターゲットする処理がWan2.2 Animateで実装されていましたが、移植がありませんでしたのでそちらを移植しました。

また、1の使い方をする際はキャラクターを動画のポーズにするのですが、おそらくクオリティ上の制限からリターゲット処理を行っておらず、アニメキャラクターとリアルの人といったようにプロポーションが大きく異なるキャラクター間では、参照画像のキャラクターのプロポーションが大きく崩れる等問題がありました。

今回は、参照画像のプロポーションを動画の方にリターゲットすることで、リアルとアニメの融合を行えるようにすることを目指しました。

また、細かい調整用の機能を付けました。

インストール

以下のようにcustom_nodesにComfyUI-WANViTPoseRetargeterを配置してください。

cd /path/to/ComfyUI/custom_nodes
git clone https://github.com/red-polo/ComfyUI-WanViTPoseRetargeter.git
# optionally install dependencies
# python -m pip install -r requirements.txt

カスタムノード中のmodelsフォルダの中に以下のようにモデルを配置してください。

<img src="./img/img1.PNG" width="300px">

モデルは以下のリンク先のものをダウンロードして配置してください。

yolo10m.onnx
vitposeh_wholebody.onnx

vitpose_wholebody.onnxは以下のコマンドでDLできます。

hf download Wan-AI/Wan2.2-Animate-14B \
  --include "process_checkpoint/pose2d/**" \
  --local-dir ./Wan2.2-Animate-14B

ComfyUIを再起動し.以下のようにノードが入っていたら成功です。

<img src="./img/img2.PNG" width="300px">

ノード

WanVitPoseRetargeter

<img src="./img/WanVitPoseRetargeter.PNG" width="300px">

概要

動画中のモーションを参照画像に適用する機能を持ったノードです。

入力

• images
  動画からの入力
• ref_image
  参照画像

出力

• cond_images
  Wan2.2 Animateで使用できるポーズイメージです。

WanVitPoseRetargeterToSrc

<img src="./img/WanVitPoseRetargeterToSrc.PNG" width="300px">

概要

動画中のキャラクターを参照画像のキャラクターに置き換える機能を持ったノードです。

入力

• images
  動画からの入力
• ref_image
  参照画像
• adjust_scale
  拡大率です。微調整に使ってください。
• adjust_scale_anker
  拡大の際に原点となる場所です。 "neck": 首を原点として拡大します。 "around foot": 足元を原点として拡大します
• adjust_x
  横方向にポーズを移動します。微調整に使ってください。
• adjust_y
  縦方向にポーズを移動します。微調整に使ってください。

出力

• cond_images
  Wan2.2 Animateで使用できるポーズイメージです。

サンプルワークフロー

1. 参照画像を動画中の人物に反映する WanAnimatePoseRetarget_example_to_src.json

2. 動画の動きを参照画像に反映する wan2.2-animate-move-workflow.json

関連リンク

• Wan2.2
• ComfyUI-WanVideoWrapper